996人が本棚に入れています
本棚に追加
/188ページ
まぁ強いて短所を
出すなら、俺よりも
何十センチも低い…
この小さな背丈くらいかな?
「裕翔?聞いてるのっ?」
「はい…」
後、この…
妙に家庭染みてる所も。
「なんでいっつもいっつも
授業参観の紙隠すのっ?」
机を挟んだ向こう側に
座った涼兄。
机には、俺の鞄から
無理矢理取り出した
授業参観の用紙…。
「べ、別に隠してた
って訳じゃ…」
「隠してるだろ?
去年だってそうだ」
そこまで言われたら、
言い返せる訳無い…。
「何?俺に学校
行かれるのが嫌な訳?」
うん、まぁ
そう言う事なんだけど…
俺に、涼兄に直接
言う勇気なんて無い!
最初のコメントを投稿しよう!