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俳句事件か
ら何日から経ったある日
アイツが今度は
小次郎を継がせようと言い出した
表向きの理由は
"内気な梵天丸に
伊達家を任せられない"
だって
実を言うと
梵が心開いていたのは
私、小十郎、
輝宗様、それに一部の使用人
小次郎が嫌いな訳じゃない
可愛い弟。
そんな感じだった
それに梵の
この性格も生まれつきじゃない。
本当はもっと男らしい
みんながついて来たくなる
そういう子だった
その事を知っているのは
私達だけだったから
小次郎派が多かった。
唯一の救いは輝宗様だけだった
輝宗様はすべて
見抜いていたのかも知れない
伊達家の統領になるのは
梵だと…
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