~十七章~

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「重長。どうする??」 豊臣か… 北条か… 「どうします? 北条と伊達は 同盟組んでるけど… 豊臣側に付いた方が安泰ですね 先生どっちがいいと思う?」 「まぁ豊臣が妥当だろうな 伊達とその民を 思うのなら…の話だが 伊達と民を 生かすも殺すも全て お前に懸かってるな…政宗。」 「天下を諦めろってことか??」 政宗様の顔が歪んだ 「まだそうとは 決まってない 取りあえず豊臣の味方について 流れをみて反旗を翻す… っていう方法も 少なからずもあるな」 伊達とその民を思うのなら… 先生の言葉が俺の心に重く響いた 「わかった。 ……伊達は豊臣につく。」 政宗様の判断に 安堵の笑みが零れた 「いい判断だと思いますよ ねぇ?先生」 先生も頷いていた でもどこか先生の顔は曇っていた 「そうだな。 重長あとで部屋に来て …話がある」 「…?わかった。」 話があるなら ここで言えばいいのに…
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