~十七章~

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去り際に政宗様に 「何か怒らせたのか?」 と聞かれて思い出しても… 「さぁ? 乙女心ばかりは 俺でもわかりませんからね。」 思い当たる節はなかった。 「まぁ… 何かしたなら早めに 謝っといた方が謝りやすいぞ」 「子供じゃないんだから… それぐらいわかってますよ…。」 「お前は十分餓鬼だ餓鬼。」 確かに政宗様と 俺は十四歳が離れていた。 「十四なぁ…」 もしかして… 先生年下嫌い…? 親父と確か十歳差だっけ? …考えなければよかった そういえば俺、 十五にしては 老けてるって言われたしな… 十四歳も下は嫌いだよな~ 深いため息を つくことしかできなかった
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