~一章~

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「梵~桜見に行こ~よ!!」 あの頃の奥州は まだ争いも少なく 自分達が 自分達の領土の民を守っていた。 そんな時代。 だから私は奥州の中なら自由に 行くことが出来た。 当時梵は 天然痘にかかり 右目を失い塞ぎ込んでた だから私は少しでも 昔の梵のように 明るくなって欲しかった ただそれだけ やましい気持ちはなかったけど 梵の心は 深く、深く傷ついてたみたい… 「お前もどーせオレを からかいに来たんだろっ 帰れ!!」 これなんかまだいい方 酷いときは刀を持ち出してきた この時は流石に 小十郎も怒っていた でも私は 懲りずに毎日通い続けた 理由? 政宗…梵が好きだったから .
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