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「梵~桜見に行こ~よ!!」
あの頃の奥州は
まだ争いも少なく
自分達が
自分達の領土の民を守っていた。
そんな時代。
だから私は奥州の中なら自由に
行くことが出来た。
当時梵は
天然痘にかかり
右目を失い塞ぎ込んでた
だから私は少しでも
昔の梵のように
明るくなって欲しかった
ただそれだけ
やましい気持ちはなかったけど
梵の心は
深く、深く傷ついてたみたい…
「お前もどーせオレを
からかいに来たんだろっ
帰れ!!」
これなんかまだいい方
酷いときは刀を持ち出してきた
この時は流石に
小十郎も怒っていた
でも私は
懲りずに毎日通い続けた
理由?
政宗…梵が好きだったから
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