第一章

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「淋しかっ……!?」 パーーーンッッ!!!! 「言うな……云うなッッ!!」 「……っ」 ―――やってしまった。 ……傷つけた。 「も、うり……」 鬼は、我に殴られた頬を押さえている。 呆然と……泣きそうな顔で。 「お前……」 鬼はじっとこちらを見ている。次の台詞に、己の耳を疑った。 「お前……  泣いて……るのか……?」 「―――え……?」
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