第1章~気づいたこと~

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ほんとは辛いんだ。 怖いんだ。 怖くて……恐くて…… 仕方がないんだ。 「どうして、そんなこと訊いたの……?」 いけない、声が……震えてる。俺は気付かれないように、精一杯の笑顔を造った。 「俺は本当に……どこも痛くないんだから!」 「……イタリア君……」 「だから、日本が気にしなくてもいいんだよ!  今はそんなこと考えてる時間じゃないでしょ?」
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