第1章~気づいたこと~

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「何でお前となんだよ、スペインこんちくしょー」 「仕方ないやん! 日本が決めたんやからな!」 あからさまに嫌な顔をしているロマーノに、スペインが困ったように説明する。 「それに、ロマーノも賛成しとったやないか」 「流れだ、コノヤロー」 「流れって……」 泣きそうな顔をするスペイン。「俺も忘れてもらっちゃ困るんだぜ!」 「俺も忘れないでよね! お兄さん構ってもらえなくて寂しかったよー、も~」 韓国とフランスが怒りながら会話に入ってきた。 「別に忘れてたわけじゃないんやけど」 「スペインのせいだぞ、コノヤロー」 「なあロマーノ……さっきからいろいろ酷いで?  そんなに俺のこと嫌いなん? なあ嫌いなん?」 「ばーーーか」 「うわぁ!! 傷付いたっ! 今のは傷付くでっっ!!」 「ふん!」 「うっ……ロマァァノォォォ」「うわぁーーっ!! 来るなこんちくしょーがーーっ!!!」 おんおんと泣きながらロマーノを追い回すスペイン。 「……相変わらず賑やかな奴らだねぇ」 「……賑やかなんだぜ!」 「―――あ、あの~……」 「「ん?」」
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