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楽ではあるが、かなりのお調子者。
笑顔が絶えることなど無いだろうと思うくらい、いつも笑顔を浮かべ、明るい。
「まぁ、でもぶっちゃけ最上級生とかどうでもよくない?なんか、めんどくさい」
そして、かなりの面倒くさがりな馬鹿。
「それ、先生の前で言ったら駄目だよ」
「大丈夫、大丈夫!そこら辺はちゃんと分かってるし!!」
まぁ、こんな性格なのに先生には真面目な子だと思われてるらしい。
教師の目は節穴だと思う。
「ねぇねぇ、それより今度花見行こうよ。花見!自分たちでお弁当作ってさ!」
無邪気に笑って言う。
「いいけど、いつにする?」
「んとねー…。一日がいいなー」
ニヤニヤと笑ってる。
何を考えているのか、こちらにはさっぱりだ。
まぁ、桜依の場合何も企んでいなくてもニヤニヤしているが。
「ん。いいよ」
特に用事も無いと思うので、二つ返事で了承する。
そうすると、すぐに桜依はニヤケ顔から本当に嬉しそうな顔で笑う。
「あ、あと、鞠ちゃんとか一穂(チホ)とかも誘っていい?」
「うん。いいよ」
やったー、とより一層嬉しそうにはしゃいでいる。
それを、私は一歩後ろで眺める。
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