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「まあな。」
青木は少し真面目な顔で頷いた。
「まだ、これからだしな。」
俺が洩らした言葉にフッと笑って青木が背中を叩いた。
「早く来いよ~!」
しびれを切らした井田が遠くで叫んだ。
………
サッカーはまずは一勝して試合が終わった後もグランドに居座っていたが、他の種目の野球とバスケは勝てなかったらしい。
村田朔子は元バレー部のくせに何故か野球に出ていて、チラリと見た時には盛り上がって連れと飛び上がっていた。
だが、一回戦で負けた村田朔子はそのままグランドから去って行く。
恐らくバレーボールを見に行くんだろうけど、普通だったらそのままサッカーを応援するだろう!
俺の視線の先と表情の変化に気が付いた青木が隣で爆笑する。
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