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ドアを開けた際に、生温かい空気が谷崎を包んだ。 包んだのと同時に臭いもこの部屋だと確信がついた。 「全く…誰だ…フゥー」 ため息をつき一歩前へ進む。 ドカッ 一歩進むと同時に膝から体が落ちた。 目を剥き出し、首に手を当て顎が外れるくらい口を開けてみる。 だが、必死に行うができない… 自然に無意識に行なっていることができなくなっていた。 ……イ…キガ…
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