序章

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私は祈りました。 神よ、我が息子を救ってくれと。 でも、どれほど祈ろうと、 神は応えてはくれません。 神は、弱きものを救ってくれるのではないのかと、 私は叫びました。 この手の内にいる可愛い私の小さな坊や。 異常に熱い小さな体。 もう泣き声も上げやしない私の坊や。 虫の息。今にも止まりそうで、恐ろしい。 この弱くて小さな私の坊やを 何故神は救ってくれないのですか? .
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