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マイク「・・・・我が国も役に立たない者をいつまでも置いておけないからな。娘達はともかく・・・少年には城からでてもらう。」
その言葉に聡がキレた。
聡「なっ!なに言ってんだ!彰は俺達の友達だぞ!そんなこと俺が許さない!」
マイク「しかし勇者殿。我が国も魔王軍との戦いで全体的に疲弊しているのです。なんの戦力にもならない男を養う余裕は無いのです」
彰「聡。気にするな俺は大丈夫、それに知らない世界をまわるのも悪くない。」
マイクの言っていることは事実だろう。その訴える顔は真剣だった。また彰の言葉に聡は冷静になると同時に気になる単語を耳にした。
聡「魔王軍?もしかして俺達が呼ばれた目的って・・・」
マイク「左様です。勇者殿には魔王軍、そして大将たる魔王を倒してもらいたいのです」
聡「そんなこと言われても・・・。確かに運動は嫌いじゃないですが戦うことができるわけではないですよ?」
マイク「何もいますぐと言っている訳じゃないです。数年鍛えることできっと魔王も倒せるでしょう。勇者殿は勇者たる資格があるのですから」
聡はそれを聞き、安心した。同時に頼まれてもいいと思った。
聡「わかりました。どこまで出来るか分かりませんが。俺!頑張ります!」
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