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「随分、お楽しみだったみたいね。」
どこで覚えたのか分からないドラマのようなセリフを吐き、妻はリビングに入って行く。
それを追いかけるように、駿もリビングに入る。
「楽しんでなんかないよ。付き合いだし。」
すっかり酔いは覚め、慌てて否定する。
「その付き合いで、キャバクラとか行くんでしょ?」
結婚した当初はこんなヤキモチを可愛く思っていた。
だけど飲んで遅くなる度、同じ事を言われるので最近このやり取りが正直めんどくさい。
「香織は勘違いしてるんだって。キャバクラはイヤらしいところじゃない。」
「女の子と話して高いお金払うんでしょ?何が楽しいか分からない。」
こんなやり取りが1時間近く続いて、やっと駿は眠りについたー。
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