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蝶月「あっ、土方だ!!おーい、土方ー!!」
偶然通りかかった土方さんに声を掛ける。
土方「はっ?なっ?えっ?」
蝶月さんに呼び止められることがそんなに意外だったのか、いつもは冷静な土方さんが慌てている。
土方「ど、どうしたんだ?」
蝶月さんに近づき、動揺を隠しきれない声で土方さんは尋ねた。
蝶月「薬の材料集めに付き合ってほしいんだ。」
輝く笑顔でお願いされ、土方さんの顔が赤く染まる。
土方さんってこんなにわかりやすい人だったか?
もっと冷静で冷酷で、心なんて人に読ませない方だったような
人なのに人らしくないそんな方
土方「いや、でも、これから少し仕事があって」
今の土方さんは・・・
頬を染め、女の子の誘いを残念そうに断る姿は・・・
格好悪いけれど、人らしくて、温かみがあって、こんな土方さんも俺は好きだと思った。
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