監察の観察記録

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沖田「相手が誰であろうと手を差し伸べる姿は君の美徳だと思うよ。でも、それは自分の身を守れるという前提がなくてはできないんだよ。君が傷つくのを一番恐れているのは僕だ。君が傷つけば、それ以上に僕が傷つく。そのことをちゃんと覚えていて。」 華桜は不安に震える総司の背中を優しく撫でた。 華桜「心配かけてしまってごめんなさい。」 華桜がぎゅっと総司を抱きしめ返す。 華桜「私、沖田さんが大好きなんです。大好きな沖田さんがいる場所が私の居場所なんです。何があってもこの腕の中に帰ってきます。」 約束ですっと華桜が言った。 沖田「約束破ったら針千本だよ?」 華桜「はい!!約束です!!」 身体を離した総司の手を華桜が握る。 華桜「沖田さん!!中に入りましょう!!私、お腹ペコペコなんです!!」 にっこり微笑んだ華桜の手を握り返し、安心したように微笑む総司。 沖田「そうだね。でも、その前に手当てしなくちゃいけないよ。僕を心配させた罰としていったーい手当てをしてあげるよ。」 華桜「うっ!!い、痛いのは嫌です。」 ニコニコと暗黒の笑みを浮かべる総司に手を引かれ、華桜は屯所の中に入って行った。
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