High Fever

3/7
679人が本棚に入れています
本棚に追加
/237ページ
ガチャッ…! 「おはよー!朱雨ちゃんっ!!」 「おはよ…雪乃くん…」 抱き付こうとしたゆっきーの 胸を押して朱雨くんはソファに 倒れ込むように飛び込んだ。 「…朱雨…ちゃん?」 「…ん。」 「…ど、どうしたの?」 「……どーもしない…」 碧川ちゃんは口をぽかんと 開けて今にも 泣きそうな顔してる 「は…ぁ…」 朱雨くんの口から漏れる 吐息は熱を持っていて… 苦しそうだった。 「朱雨さん、なんか おかしいですよね…」 「うん…」 「熱、だな」 「リーダーわかるの?」 「…あの顔は熱だ。 それか愛の営みのし過ぎ」 「それはない」 「熱だね」 「でしょ? だから熱。」 「はい、じゃあ。 止めるか止めないかその他か… 多数決とりましょ?」 「止める人…」 「「「はーい」」」 「でも止めても… 無駄だよね……」 「やってみる価値はあるぞ」 「言ってみるか…」 .
/237ページ

最初のコメントを投稿しよう!