第一章

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そうだった。あの魔法陣に入ったらこんな凄い場所に来たのか。と俺は解釈した。とりあえずずっと待っている女性に悪いから竜二を起こすことにした。 「おい、起きろ竜二、こんな所で寝るな」 しかし竜二は起きなかった。仕方ないので腹あたりを蹴っ飛ばした。 「痛、てめぇなにしやがる、人が気持ち良く寝てるのによ」 「女性がこっちを見ながら待っているから起こしてやったんだろ。俺に感謝しろよ」 「後で感謝を込めて殴ってやるぜ」 「それは遠慮しとくわ、さて、なんか俺らに用があるのか?」 俺の話しを聞いてその女性は話し出した。 「天界によくいらっしゃいました。勇者殿」
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