第一章

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そう言われた俺らはさらに混乱した。どうしてこうなったのかと。俺はアルテミスと名乗る女性に話しかけることにした。 「聞きたいことがある。何故俺らを勇者と呼ぶ?どう考えても勇者とは程遠いくらい向いてないし、力なんてまったくない。はっきり言うと世界なんて救えない」 アルテミスは俺の話しを聞きこう答えた。 「あなたたちは、魔法陣が発動してここに来た。とおっしゃってましたよね。その魔法陣は勇者の素質があるかどうかを判断するための物なのです。」 その答えに竜二は疑問を持つ。では何故俺もここに来れたのかと。するとアルテミスは気づき答えた。 「おそらく、貴方にも勇者の素質があったのでしょう。あの魔法陣は発動すると他の人を追い出すようになっているのですが、貴方も認められたようです」
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