第一章

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「そして勇者の素質がある者はこの天界に召喚され、私は勇者になるかならないかを聞き、なるようでしたら一つだけ望みを叶えてその世界に送ります。逆に、ならないようでしたら魔法陣からこの天界までの記憶を消して元の世界に帰します」 俺らはほっとした。なぜなら強制的に世界を救うために行けなんて言われるのでは、と思ったからだ。そして気になった部分がある。 「望みを一つだけ叶えると言うのはどんな願いでもいいのか」 「ええ、勿論何でも大丈夫ですよ。ただし、世界を救うという条件になりますが」 要は「願いを一つだけ叶える代わりに、僕と契約して勇者になってよ」と某謎の白い生き物の話してる内容と同じということか。
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