第一章

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竜二が言っていた面白い場所は人が余り通りそうもなく、二人が横に並ぶと通れそうもない狭い道であった。 「竜二、どこを通って登校してるんだよ。かなり危ない道だよな」 「朝この道だとかなり近道になるんだよ、15分短縮できるのはかなりでかいぜ。まあ今日は時間があったからさらなる近道を探してたら偶然見つかったって訳だ。ほら着いたぜ」 その面白い場所はかなり広い広場で、地面には魔法使いがなんかの召喚するために書かれたと思わせる複雑な魔法陣があった。 「何だよこれ、こんな大きな物何でみんな気づかないんだよ、普通分かるだろ」 「それがこの場所じゃ分かんないんだよな。上を見上げてみると建物が邪魔で上空からじゃ分からないし、しかもここら一辺の建物はみな廃墟だぜ。人なんていやしないぜ」
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