はじめの一歩
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「大事な話しってなんだよ」 武史は睨みつけるように言う。 なんかちょっと怒ってるし。 「まぁ、とりあえず中に入れよ」 目一杯爽やかな笑顔で家の中に武史を促す。 ったく忙しいのにとぶつぶつ言いながらも、武史は靴をちゃんと手で揃えている。 忙しいとか言ってるけど、武史もニートだし。 なんか、武史の中腰の後ろ姿を見てたら頭を叩きたくなった。
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