はじめの一歩

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なんでいつも煮干しがおやつなんだよとぶつぶつ言いながらも武史は煮干しを食べている。 「俺さあ、忍者になることにしたわ」 「そっか がんばれよ」 武史は煮干しを食べるのを止めて玄関に向かって歩き出す。 「ちょっ ちょっと待てって 忍者に」 言い終える前に、武史が振り向き、目の前に右拳が飛んできた。 「ぐふぅ」 俺は吹っ飛び、壁に打ちつけられた。
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