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超能力で人を救う仕事をしている3人の少女が駅のホームで電車が来るのを待っていた。
すると着いた電車から、敵対している相手だが憎めない友人のような少女達(少年1人含む)が、電車の中から降りてくる。自分達が特異なせいか電車に乗るのが初めてのようでどこか楽しそうだ。それを見ていた3人も初めてだったので少し照れくさそうだ。
合流し、駅の外に出てみると以前に来たビルが廃墟になっていると驚く。
敵側の少女達だけになり施設のような場所に入ると、一人の老婆が近づいてきて「愛して欲しいなら言いなさい。言わなきゃわからないでしょう。」と、言った。
そう言われた彼女達が老婆に口々に言う。
「言ったって聞かなかったのはあなた達でしょう!」
「勝手な事言わないで!」
「そういうだけでいいと思ってるんでしょ!?」
「そうやって善人ぶるのは止めて!」
「こんな風にしたのは他ならないあんた達だ!」
普通とは違う彼女達の思いを放つ。
後で老婆の家族が謝りに来た。
息子が「申し訳ない」と言う。
「私達も言い過ぎた」と彼女達は言葉を返した。
和解をし、息子に「写真を撮ってもらえないか」とポラロイドで数枚一緒に撮った。
その後彼女達の内の一人が外を歩いていると門の前で老婆の息子を見かけた。息子が一緒に撮った写真をある男に見せているのを見て、密告していたのを知る。
息子は脅されていたのだが、それを知るより前に慌てて戻ると彼女達の内の一人だけの少年が拘束され、装甲車が後ろからついて引き回しのようにゆっくりと道を進んでいた。彼女達は塀や屋根の上から強襲をかけ、自分達の能力を駆使して少年を助けだした。
ここでおしまい。
<著者の感想>
出てきたビルは以前見た夢でも出たものですが、この夢のように壊れていなかったのでそこだけ彼女達にリンクしたような感じがしました。
密告の割に、外が明るい内に門の前で写真のやり取りしてたらばれて当然だなあ、と今になって思ってます。目が覚めて某超能力漫画を思い出したのは言うまでもありません…。
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