彼という人。

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笑うと、犬みたいな人。 キミの人懐っこくてその笑顔は誰でも心がほっとする。 キミの声は落ち着いた低音で、発するくだらない冗談たちが皆をひきつける。 でもたまに、 とても重くて、とても力強い真意が見え隠れするからアタシは困る。 キミは音楽が好きで くたびれたヘッドフォンからはいつだって外国人の騒音ロックンロール。 今ではアタシもどっぷりハマってしまったけれど。 キミは、いつもアタシの味方でいてくれた。 キミは、いつもアタシを奮い立たせてくれた。 切ない顔しないで。 触りたくなってしまう。 キミはいつだって、 届かない人。
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