2人が本棚に入れています
本棚に追加
/48ページ
「では僕は行きますんで・・・助けていただいてありがとうございました」
アッシュは立ち上がり村を去ろうとした
「ちょ、ちょっと待って。貴方いったいどこへいくつもり?」
アッシュは背中を向けたままこう言った
「まずは家族の仇をとるために強くならないといけない。まずは国境を越えて他国の騎士学校へ入団し、そこで実力をつけます」
「ふむふむ、ちなみにどこにいくのかしら?」
「南の国のエクシード王国にあるところへ行こうかと
「あら、奇遇ね。私はその国の者よ?今回は援軍ってことで来たんだけどちょっと遅くなってしまったわ」
アッシュは振り向いて近づいてきた
「本当ですか?申し訳ないですが迷惑でなければそちらの国まで連れて行ってくれませんか?」
アッシュは頭を下げてお願いした
「うーん、君は今回のこの惨事で家族を失ったのよね?他に頼れる人はいないの?」
「あ、その・・・それは・・・」
「じゃあ私の家に来る?国手続きとかもしなきゃならないし」
「いいんですか?僕みたいなよそ者が・・・」
「私ね・・・10年前に家族を失ってしまったの。貴方は私に似てる。貴方、強くなりたいんでしょう?なら私と来なさい。もっと強くしてあげる」
氷結の冷姫は笑顔で言ってくれた
「あ、ありがとうございます!」
最初のコメントを投稿しよう!