始まりは１つのプリン

(２)週１プレゼント

「殺してやる」と私に言っておきながらも、次の週も、その次の週も決まって土曜日にプリンが届けられた。

一体、彼は何を考えてるんだ…
そもそも私プリンそこまで好きじゃない……

2011年5月3日(火)

土曜日が恐ろしくて堪らなくなった私は、いつものように紀香に泣きついた。

紀香「ガツンと言いたいところやけど、あんまり刺激すんのもヤバそうやしね…」

私「よねー…逆上して、またコンド◯ム撒き散らされたら嫌やしなあ…」

紀香「かと言って黙ったまんまやったら、彼エキサイティングしてエスカレートして本格的にストーカーになってしまいそうやしね」

私「エキサイティングって(笑)１回やんわりと言ってみよかな…」

紀香「それがいいかもね…とりあえず飲み行こう！アルコールを摂取したくてたまらん！」

紀香のアルコールメーターが切れ始めたので、自宅近くの最早常連になりつつある居酒屋へ行った。