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紀香は相当アルコール不足だったようで、1時間も経たないうちにビール4杯いった。
「美人がこんなにも爽快にビール飲むのってたまんねーな」といやらしい目つきで紀香を見ていた。
紀香「うまい!さぼ子、火!」
私「へ、へい!」
私は下っ端のチンピラのように、親分の煙草に火をつけようとしたが、ライターのボタン?が固くてなかなかつけられなかった。
紀香「下手!!どんだけ親指に力ないとや!もっとグッと押せ!」
親分の怒りに恐れながら、何度かグッと押してようやく着火成功。
親分がふぅ~っと煙を吐くのを見て、ホッと一安心していると……
「おい!こっちにも火!」
と近くから声がした。
カウンター席に座っていて、右は紀香。しかし今聞こえてきた声は反対から。
私は、声のした方を振り向くと………
皆さんは奇跡って信じますか?
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