(2)週1プレゼント

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さっき送られてきたメールも、きっと私が連絡してくるよう仕向けた罠だ。 そうやって私に精神的苦痛を与え続ければいいさ。 乗り越えてやるぜ。 私が、そう決意を固めた瞬間、店のドアがガラガラガラー!と勢いよく開く音がし「遅れてすいませーーん!!!」と、店内にいる人全員が振り向く程の大声を上げて男性が入ってきた。 ビックリした私は一気に酔いが覚め、冷静になった今、隣に浩輝君が座っていて先程まで普通に会話していたのが信じられないぐらい緊張してきた。 そして、私以上に緊張してガチガチに固まって動けなくなっている人物がもう1人いた。 それは、先ほど大声を上げて入ってきた男性だ。 浩輝君に「マジおせー。早く座れよ」と言われても微動だにしないその人は… 私「ああれ~!?吉川さん!?」 吉川「ひひひ久しぶり…」
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