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俺が人魚と居るのに気づいて、さすがの父も驚いていた。
「人魚ではないか!」
「父上。この人魚どうします?」
俺がそう聞くと人魚はビクッと反応した。
「エレス。海に逃がしてあげなさい。人魚の血は濃すぎて我々には毒だから吸うこともできないしな…」
俺は、父に言われたとおりに人魚が入っている水槽を壊し、人魚を海へ連れて行った。
「ありがとうございます。」
海に入れると人魚がお礼を言ってきた。
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