第12章

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僕が調理室に戻ろうと廊下に出た瞬間、松田によって肩を掴まれ、阻まれた。 『ショウく~ん。 あの女性誰?知り合い? 紹介してよ。俺とお前の仲だろ』 満面の笑顔で話し掛けてきた。 『姉だよ』 『お姉様!! ショウ君 いやお義兄さん 紹介してください』 マジ、女絡みの馬鹿(松田)はめんどくさい。 『自分から話しに行けよ。それに何か注文したいみたいだったし』 僕の言葉を聞くと、 松田は駆け足で、奈々の所に向かった。
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