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「絹綾 誠(キヌアヤ マコト)さんだ。
皆仲良くするように」
絹綾は美しくお辞儀をした。
…何も喋らないが
皆既にうっとりしている。
絹綾は俺を見ると
ニコリと笑った。
俺の心臓が大きく脈打つ。
…この感覚…まさかアイツも
前世で俺に深く関わった
存在だというのか…?
「席は雨使の隣が空いてるな」
担任が指をさすと
絹綾はこっちに歩いてくる。
これは現世に蘇る記憶と
大きなディスティニー…。
やったぜ!
美少女はスタスタと
真っ直ぐに歩き
静かに俺の横に座った。
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