保健室の事情

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  ―――ガラッ 「ふぅ~…おう坂端 そろそろ熱下がったか?」 入って来た…間一髪。 Emperorが話しかける。 坂端というのは この隣のベッドで 寝てる人の名前だろう。 坂端は返事をしない。 寝ているのか。 「えーっと… 坂端どっちで寝てたっけ というかもう一人は誰だ?」 まさかEmperor カーテン開けるつもりじゃ? 開けられたら 掘られる♂だけでなく 停学か退学になるかも…。 俺の真下に冊本がいる。 冊本も顔を紅潮させている。 息が荒い。 俺だって緊張するよ。 保健室のベッドに男2人は どう考えてもやばいだろ! 心臓がバクバク鳴っている。 坂端とやら返事してくれ!
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