漆黒の堕天使

7/11
前へ
/600ページ
次へ
  しばらくしてから 冊本が入ってきた。 そして俺の前で倒れた。 「雨使…助けろよぅ」 冊本は女にもみくちゃにされて ボロボロだった。 …よくよく見たら キスマークらしきものも いくつかつけられている。 なんて羨ま…いや無様なんだ。 「仕方ないなーホレ!立て!」 俺は冊本を立たせて 制服の汚れを払ってやる。 俺がいないと何も出来んのか! 「へへ…ごめんな」 冊本がニコッと笑う。 非常に可愛らしい。 ってアホか俺は! 俺は泣く子も黙る 人型殺戮兵器だぞ!? こんなものに現を抜かして…! 「う?どした雨使?」 …でもやっぱり 可愛いものは可愛いんです。
/600ページ

最初のコメントを投稿しよう!

617人が本棚に入れています
本棚に追加