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しばらくしてから
冊本が入ってきた。
そして俺の前で倒れた。
「雨使…助けろよぅ」
冊本は女にもみくちゃにされて
ボロボロだった。
…よくよく見たら
キスマークらしきものも
いくつかつけられている。
なんて羨ま…いや無様なんだ。
「仕方ないなーホレ!立て!」
俺は冊本を立たせて
制服の汚れを払ってやる。
俺がいないと何も出来んのか!
「へへ…ごめんな」
冊本がニコッと笑う。
非常に可愛らしい。
ってアホか俺は!
俺は泣く子も黙る
人型殺戮兵器だぞ!?
こんなものに現を抜かして…!
「う?どした雨使?」
…でもやっぱり
可愛いものは可愛いんです。
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