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ギルドに着いたのはいいんだけどこの展開はどうすればいい?
居酒屋みたいなギルドの目の前に降りた俺達はただいま状況を読めないでいる。
だってさ、ギルドの目の前に人盛りが出来てて、真ん中に赤茶の少年といかにも人盛りを作った原因そうなごっついオッサン。
フラグだよね。
うん、関わらないでいよう。
俺は人盛りを避けて中に入っていった。勿論フラグは無視してね。
カ「あの~…」
「はいはーい」と言うのんきな声が奥から聞こえた。
綺麗なおねーさんがいいなぁ…。
「なんだい?坊や」
俺は膝から崩れ落ちた。
だってさ、小さいシワクチャなおばーちゃんが出てきたんだもん。
悲しんでいると、人形になったシャルノッテがイロイロと用事を済ませてくれた。
「坊や、発動キーと魔力は何だい?」
え、ナニソレ。
俺は何も知らないよ。
シャ「カノン様のキーは御自分の血で御座います。魔力は測ってもらってもよろしいでしょうか?」
突然カウンターのオバサンと俺の間に割り入ってきたシャルノッテが、こっそり何かを渡してきた。
……ナイフ?
しかもこれ、食器のナイフを改造したやつだよね?
わざわざ小細工まで施してあるよ。切れ味は……危ないよコレ、軽く押し当てただけで皮膚が反発しないでストンと切れた。
閉まっておこう。
俺は腰にナイフを装着すると
目の前に意識を集中させた。
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