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目線???
どうしよう?
喧嘩を売ってきたから
買っただけなのに
凄い人盛りが出来てしまった。
「小僧、覚悟しろよ!」
と突進してきたから
脇腹を思いっきり蹴っただけなのにかなり吹っ飛んだ。
そしてギルドの壁を破損した。
中をよく見ると丁度酒瓶の棚に当たったらしく壁を全体に血が大量に飛び散っている。
ありゃ死んだな。
ぽけーと眺めていると執事の様な奴がオジサンの頭を鷲掴みして床に叩き付けた。
あ~あ、今ので頭潰れたな。
ん?よく見るとオジサンの背中に瓶の破片が刺さっていない。
じゃああの血痕は……
オレは一気に血の気が引いてくのがわかった。
目線を棚にずらすと一人の少年が壁に埋まっていた。
あぁ、オレはなんてことをしてしまったんだ…!
なんの関わりもない一般人を巻き込んでしまうなんて!
と、考えていると執事が少年を壁からゆっくりと剥がした。
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