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出来れば今すぐ探しにいきたい衝動に襲われる。けど待ってなきゃいけない気もするんだ。
あぁ、わからないのが怖い。どうすればいいのか考えれば考えるほどにいつも頭が割れそうに痛くなる。
『迎えに来た。マベル。』
え?今の時間帯は俺しか学校にいないはず。なのに何故声が聞こえる?
『さぁ、マベル。一緒に逝こう。』
この女と男の声が混ざって聞こえる声は何処かで聞き覚えがある。
…そうだ。朝、狼と出会ったときに聞こえた声と同じだ。
カ「お前は一体誰なんだ!?」
『………シャルノッテ。僕を覚えていないの?ずっとアナタを探し続けてやっと見付けたのに………。』
声のする方へ向くと、
朝の狼がそこにはいた。
俺はまさかと思い、鞄を片手に急いでグラウンドへ向かった。
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