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『ここだよ。』
そういって、給水塔の影からでてきた。
『…何故、隠れるの…?』
そう言った瞬間
グイッ!!
『!!??』
いきなり顔を近づけられた。
…この人…近くで見れば見るほど、顔立ちが整ってるなぁ…
そう素直に思った。
あいつは笑って
『これでもまだ、わからない?』
と訪ねてきた。
『?』
私はわからなくて、首を捻った。
『ぷはっ!!』
『…は…?』
『いや…何でも?』
『…へぇ…』
『あっ!』
『あ?』
『そういや、あんたの名前聞いてない!!』
『そんなに気になる?』
グイッ!!
『俺の名前…そんなに知りたいの?』
顔を近づけられた。
『おわっ!いきなり顔を近付けないでよ!!』
びっくりしたーーっ
『俺の名前は…』
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