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兵士「番号10811号の囚人は居るか?」
囚人「‥俺の事か?」
檻の中で一人の囚人が言った。
コツコツ
「‥やっと会えたな~、ジャック・スパロウ。」
ジ「俺を知ってるのか?」
提督「イギリス海軍では指名手配にされているからな、お前は。」
ジ「あんたは俺に何の用だ?」
提督「実は君に頼みたい事がある、ジャック。」
ジ「頼み?」
提督「そうだ、君の持っているコンパス、
それを私に譲ってくれないか?」
ジ「悪いが今は持ってない。」
提督「どこにある?」
ジ「俺の秘密の場所。」
提督「ではジャック、取引をしないか?」
ジ「条件はコンパス?」
提督「‥もし、コンパスを譲る気がないのなら、ある物を探してきてもらいたい。」
ジ「そっちは何を出す?」
提督は書類を出した。
「これだ、中立航海証明書、これがあればどこでも航海が可能、各国の貿易会社が認めた優位の証明書だ、
海賊でありながら、各国の会社に利益を齎した素晴らしい海賊として、
これを君に渡そう。」
ジ「いいだろう、で、俺は何を探せばいい?」
提督「コロンブスの日記を探してきてもらいたい。」
ジ「手掛かりは?」
提督「それを突き止めてもらいたい、知っているだろ?港町トルトゥーガを。」
ジ「もちろん。」
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