闖入者

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暗く狭く散らかった空間。 俺の部屋だ。 暗い俺の部屋で光を発しているのは パソコンのディスプレイだけ。 そう…俺は引きこもりだ。 高校卒業してから就職も進学も決まらず 俺は未来を 捨てた。 最初は親も煩く言っていた。 でも部屋に引きこもり パソコンに向き合い オンラインゲームに没頭する俺に 親は 諦めた。 突如ドアを叩く音が響く。 そしてドアを開ける事もなく ドアの前から去る音だけが耳に届く。 ふとパソコン右下の時計を見た。 「もうこんな時間だったか」 俺は高校時代から比べるとすっかり太った重たいからだを持ち上げ,ドアを開ける。 ドアの前には綺麗に御盆に並べられた食事が置いてある。 俺は食事を持ち部屋で食べる。 そして食べ終わると部屋の外にまた食事が入ってた食器を置く。 いつもこんな生活の繰り返しだ。
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