プロローグ

3/4
前へ
/215ページ
次へ
そこここに無造作に置いてあるテーブルに男達が集まり、ああでもないこうでもないと賑やかな声が飛び交う。 普段と何ら変わりのない光景だ。 しかしその日は少し違った。 流れの吟遊詩人が来店し、カウンターに腰掛ける。 見慣れないその姿は人目を引き、いつしか店内は静まり返っていた。
/215ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加