◎Teacher

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「‥すいませんでした、大人気ないことして」 「本当ですよ。授業も全然進まなかったし」 ああ‥。瀬口先生の声がさっきよりも低くなって、思わず肩を落とす。 だけどそれを見兼ねたのか瀬口先生は、策士のように笑った。 「かっこよかったですよ、青明寺先生」 そう。 俺はその笑顔が見たくて いつになく全力でバスケをした。 フリースローだって余裕でしてやった。 ―いいとこ見せれば、好感度上がるかもなあ‥?― 25歳にもなる俺も、17歳の野郎達となんも変わらねえ。 「‥瀬口先生、あの」 それから俺が先生を夕食に誘うのに、そう長い時間はかからなかった。
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