一粒の泪

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あれから何日何年経ったの あの日君から最後の言葉 「今までありがとう」 だって・・ 「どうして」「この僕が」 君と言う女神にぷつりと フラれ 大声で「あぁーー」 って叫んだ日々 今でもくっきり覚えています 僕は目から流れる水の 止めかたをしらない 「どうしたら止まるのかな」 って自分自身に話しかけた あの夜 今の自分は 前の自分の何かが足りない気がする 「どうしたら・・どうしたら」って呪文のように毎晩布団の中で頬に一粒の泪流しながらずっと言ってた 僕は決心した また彼女とやり直そって 「もう一度チャンスを下さい」 あのメールから丸一週間 「じゃあこれで最後だよ」 また僕の頬に一粒の泪が零れ落ちた。
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