※電車という密室空間

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あれはまだ おれたちがさほど 世間に浸透してないころだった。 収録終わり。 無免許のおれは いつもマネージャーに 送迎を頼んでいて。 でも今日は何だか 車の気分じゃなかった。 大好きな電車で 気持ち良く揺られたい。 そう思って おれは送迎を断った。 …そう、断ったのが まずかったんだ。 じゃなきゃ あんな思い しなくて済んだのに。 .
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