※電車という密室空間

3/14
前へ
/39ページ
次へ
(うそだろ…) 電車に揺られたい という願望か叶わず、 まさかの帰宅ラッシュと 重なってしまったおれ。 座れるわけもなく ドア付近で違う意味で 人の波に揺られている。 (あ、あつい…) クーラーが 効いてるとはいえ、 こんな人混みの中じゃ 涼しさすら感じられない。 早く着かねぇかな… なんてぼーっと考えていたら 「…っ!」 背後に違和感がした。 手だ。 手が身体に触れている。 そしてそれはモゾモゾと 下の方へ移動して… 尻に行き着いた。 .
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

108人が本棚に入れています
本棚に追加