山崎の一日

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一部では能面とまで言われる程に、滅多に表情変えへん斎藤はんのあんな顔は、刀か九条くらいしか見れへんやろな。 ……盗み見しとる自分もか。 そう思うと、何や罪悪感が…。 何や、見たらあかんもん見てる気分や。 ………や、これは仕事や!! 仕事やさかい、仕方無いんや。斎藤はん堪忍しとくれ。 これ以上、後ろめたくなる前に退散や。 基本的に斎藤はんは問題ないお人やし。品行方正で、模範になるお人や。 原田はんや永倉はん、藤堂はんの様に問題児やないし、そんなに心配はあらへんから、もう充分や。 斎藤一 相変わらず品行方正。刀を大事にしてしており、手入れ中は至福の時間の模様。 他、特筆すべき事なし。 ほな次行くで。 斎藤はん邪魔したな。 ゆっくり手入れしとくれや。 さて、次は… 行きたかないが…沖田はんとこ行きますか。 このお人も基本は問題無いんやけどな… 副長への悪戯とか時々企んでんねん。せやから、隊の平和の為にも、時々探らなあかんねん。 これは…規律違反調査や隊士や幹部としての素行調査やのうて、副長個人の依頼と自分らの平和の為やな。
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