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「ゴルじ~いっ!」
「うおぉおぉっ!なんじゃなんじゃっ…!わしなんかしたかのぅ~…!」
すごい勢いで近づいてくる俺から逃げ惑うゴルじい…
「ちがうんだ、ゴルじい!俺の話を聴いてっ!」
するといきなり立ち止まり振り向いて、ペンチをぶん投げてくるゴルじい…
「年寄りを脅かすんじゃないわ~ぃ!!」
「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさ~いっ!だからもうペンチは投げないでー!」
まぁなんとかこのあとゴルじいをなだめて話をした。
「なんじゃ、そんなことかぃ」といって、すんなり夕飯を食べてから行っていいことになった。
そそくさと大好きなカレーを食べ終し、操縦室に向かった。
「失礼します。ソラです。」
ノックを2回してから勢い良くドアを開ける。
「おぅ、来たか、ソラ。まぁ、こっち来いや。」
そう言ってきたエイポックさんは、操縦室の中央にある鉄でできたテーブルに沢山の紙を広げている。
「それは何してるんですか?」
そう言いながら俺は近づいていく…
「あっ…これって…まさかっ!?」
「あぁ、見ての通り【極秘依頼書】さ。1週間前にアモーキスのお偉いさんから連絡が来てな…、まぁ、そんでちょっくらアモーキスにいってたんだわ。」
「そしたら渡されたんですか…、…極秘の依頼書なんてこの頃なかったのに…」
【依頼書】とは、
一般的には政府と正式な貿易協定を結んだ空賊船宛に渡されるやってほしい仕事を書かれた紙切れだ…。
だが【極秘依頼書】はものが違う。まぁ、依頼書にも危険な仕事はあるのだが、
極秘依頼書の仕事は、無理難題な物ばかりだ…。
「そりゃ…まぁ、今回は素晴らしい内容だぜ?見てみな。」
そういってエイポックさんは、依頼書を俺に渡してきた…
「なんだよ、これ…!」
「政府奴等、完璧におれらを潰しに来てやがる。」
そこには
こう書かれていた。
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