~蒼雷【ソウライ】を継ぐもの~

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「ライトおじさーん。みんなお出かけしちゃったの~?」 そういって船長室の扉を開けた… 「あれ?あなたはだーれー?」 そこにはライトの姿はもちろんなく、その代わり全身黒い服をきた男が2人部屋をあさっていた… 「やぁ、僕♪良いところにきてくれたね。」 そういって男は睡眠ガスを俺に吹きかけて眠らせた… 俺が目を覚ますとそこは知らない部屋だった。 とても暗く、 とても生臭く、 とても寒い部屋だった。 俺は黒いイスに縛りつけられていた。 とても怖かった。 少しすると黒い男が入ってきた… 「いま声を聞かせてやるからまってな…けっけっけっ!ほら小僧あの偉大なるライト様から電話だよ~♪」 そういって男は通話機を俺に近づける… 俺は叫んでいた、 「助けて」と。 泣きながら。 ライトはなるべく俺を不安にさせないように優しく喋ってくれた。 「はやくこないと、この子どうなっても知らないよ?ちゃんと政府との契約書ももってこい。あ?ふざけんじゃねぇぞ!」 男は電話で口論をしている、そのときの俺は怖くて「助けて!」と叫び続けることしか出来なかった。 すると怒りの矛先が俺に向いた… 「っせぇーんだよ! 餓鬼がぁ!」そう叫びながら俺の腹部に蹴りを数発入れる… 俺は 「助けて、許して」 と叫び続けた。 腹部の激痛に耐えながら、叫び続けた。 すこしすると男は部屋からでていってしまった。 すこし気が緩み… 俺はそのまま意識を失った。
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