第二章

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「こんにちは。」 闇のなかに白い羽を作り上げ、地面に片足が着くか着かないくらいで立っている。 「ヒィッッ!!」 しょうがないじゃないか。 堕天使だから。もう遅いんだ。 血に狂ってしまったんだからさ。 「もうちょっと楽しめたかな??」  相手はまったく知らない人間。ターゲットでは無いことは確かだ。 「さようなら。」 ザシュッと音を立てて、白い羽が銀色に鋭いものに代わる。 その瞬間。 シュッッッ。 紺色だった、ジャンパーは、赤黒くなる。
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