3人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
「歌奈子♪♪」
「舞己!何何??」
幸せそうな会話。僕はその会話が、嫌でも聞こえてくる、近距離にいる。
ガダッッ!!
「あっ。」
バッターン!!!!!!!!!!
「え?あの………。」
「歌奈子行こっ!!ストーカーだよ!!」
ダッダッダッ
「あぁ……。」
やってしまった、行ってしまった…。
「まっ待って!!!」
彼女の腕をつかむ。
「ヒャイッ!?はっ離してくださぁいぃ!!!!!」
やばい。やばい。やばい。やばい。やばい。やばい。やばい。やばい。やばい。
人が集まってきた。
緊急連絡緊急連絡緊急連絡
「あっ…。」
彼女は自然に僕の腕から逃れた。考え事に気をとられていたから、離していたのだろう。
今日は、あきらめよう。
明日彼女と同じ学校に通うらしいから。
最初のコメントを投稿しよう!