序章

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「歌奈子♪♪」 「舞己!何何??」 幸せそうな会話。僕はその会話が、嫌でも聞こえてくる、近距離にいる。 ガダッッ!! 「あっ。」 バッターン!!!!!!!!!! 「え?あの………。」 「歌奈子行こっ!!ストーカーだよ!!」 ダッダッダッ 「あぁ……。」 やってしまった、行ってしまった…。 「まっ待って!!!」 彼女の腕をつかむ。 「ヒャイッ!?はっ離してくださぁいぃ!!!!!」 やばい。やばい。やばい。やばい。やばい。やばい。やばい。やばい。やばい。 人が集まってきた。 緊急連絡緊急連絡緊急連絡 「あっ…。」 彼女は自然に僕の腕から逃れた。考え事に気をとられていたから、離していたのだろう。 今日は、あきらめよう。 明日彼女と同じ学校に通うらしいから。
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